新佛社長の連載記事Vol.2中古車買取り市場の可能性

 

雑誌ビジネスチャンス2021年6月号より

ハッピーカーズの新佛社長の連載記事のVol.2が掲載されました

 

フランチャイズや独立・開業についての最新ニュースや動向を知る上で人気の雑誌ビジネスチャンス。今回、2021年4月号よりハッピーカーズの新佛社長の記事連載がスタートです。第二回は「小売り化する中古車買取業界における“逆行”戦略とは」です

新佛社長の連載記事Vol.2中古車買取り市場の可能性
新佛社長の連載記事Vol.2中古車買取り市場の可能性

 

変革期の今こそチャンス
中古車買取市楊の可能性VOL.2

ハッピーカーズ代表取締役 新佛千治

中古車買取りは身近な存在だが、その全貌を理解している人は少ない。シンプルなピジネスで魅力が多い一方で、それゆえの困難さもある。無店舗でロイヤリティ無料、一人で開業可能と独自の出張買取を展開し、事業スタートから5年で70店舗に広げたのはハッピーカーズだ。変革期にさしかかった中古車市場でさらに伸びていくヒントを新佛千治社長に間く。

あくなき顧客満足への追求がもたらす高利益事業
小売化する中古車業界における〝逆行〟戦略とは

マーケットの流動性の高さを
活かしたピジネスモデル

前回は、中古車買取業界における優位性や当社の事業内容についてお伝えしました。今回はマーケットの優位性を活かした当社のビジネスモデルや、FCが拡大し続けて来られた理由について詳しくお話ししたいと思います。
中古車買取り事業の一番の特徴は、商品の流動性の高さにあります。流動性が高いということは、仕入れた商品をすぐに売ることができるということです。どんな商売を始めるに当たっても、リスクを排除することは大切ですよね。最も大きなリスクとして思い浮かぶのは、やはり在庫を抱えてしまうことだと思います。当社は買取り専門なので、在庫リスク自体がありません。
なぜなら、中古車オークションは日本全国各地でほぽ毎日開催されています。日本のオークションの仕組みは非常に発達しており、買い取った車がオークションで売れないということは特別な理由を除きほぼありません。お客様から買い取った車を滞留在庫として持ち続ける必要がなく、中古車オークションで売って利益を獲得するまで最短38です。現在、国内自動車生産台数は減少しているものの、日本における乗用車保有台数はおよそ6100万台以上を継続して推移しており、依然として増加傾向にあります。また新型コロナウイルスによる影響で公共交通機関の利用を回避する目的から、マイカーヘのニーズも高まっています。こうしたことから、中古車買取り事業は今後もまだまだチャンスのある市場だと言えます。

「あえて小売には手を出さない」
 買取り専門を貫くメリット

中古車事業といえば中古車の買取りと販売をセットで行っている会社が多いと思います。買取りは基本的に卸売業なので小売業に比べると利益率が低いことは事実です。オークションでの相場の上限がおおよそ決まってくるので、より利益を上げようとするとより安く買い取るしかありません。一見、小売に転換すれば利益率を上げられるように見えますが、やはり在庫リスクが伴い、また売上が入金されるまでのスパンが長く、その間商品を保有するコストもかさんできます。
もちろん資金力の高い大手チェーンであれば買取りと小売の両軸で商売をすることは可能でしょう。しかし資金力のない会社が、在庫を抱えるという大きなリスクを背負って小売に走ることは得策ではありません。小売として在庫を抱えれば中古車買取り事業のメリットである流動性の高さが失われ、資金を寝かすことになり経営が圧迫され事業の継続も難しくなります。当社は店舗費用や人件費などの浮いた販管費をその分買取り費用に回し、お客様に喜ばれることを一番に考えています。他社にはできない買取り価格を実現できる秘訣はここにあります。「愛車をどこよりも高く買って貰えて満足」という評判が広がり、小売をせずとも査定依頼が増え、買取りだけで利益を出すことができるのです。

徹底して無駄を省き
最小限のコストで全国展開

買取りを専門とすることで、抑えられるコストは店舗費用や販管費だけではありません。当社はFCを締結する際に必要な加盟金を非常に安く設定しています。小資本で始められて尚且つ在庫リスクもなく、月会費だけで中古車販売のノウハウも学ぶことができるのです。
短期間で加盟店を70店舗と全国に拡大できたのも、圧倒的に負担の少ない初期費用という点が大きいでしょう。理由はもちろん、ハッピーカーズというプランドをいち早く全国に認知してもらうことが目的です。まだまだブランディングの初期の段階ですので、加盟店にとってより魅力的な価格設定で今後更に全国にFCを拡大し、より多くのお客様にハッピーカーズを知っていただきたいと考えています。

創業当時から変わらぬ

〝ブレない〟理念

当社は創業時から店舗を構えず、無駄なコストを徹底して削減しています。現在本部を置いている七里ヶ浜のオフィスは説明会や研修会場などとして使用しますが、オフィス内に仕事の物品を置くことは禁止です。今でこそテレワークが浸透していますが、当社では創業時から仕事はいつでもどこでもできる自由なスタイルを採用しています。常に効率的で最小限のコストで運営できる体制を維持し、本部の販管費を掛けずに加盟金をギリギリまで安くしているからこそ、加盟店の収益が上がり短期間でのFC拡大が実現できたのです。私はハッピーカーズに加盟してもらったからには成功し、事業を継続して欲しいと思っています。
そのために我々本部がやることはただ一つ、加盟店が利益を出す方法を考えることです。加盟店がどれだけ頑張っても本部に利益を徴収されると思うとオーナーのモチベーションも上がりません。一部の不満が負の連鎖を生み、全体に悪影響を与えてしまうことにもなりかねません。本部も加盟店の利益のために頑張ってくれているのだという信頼関係の構築は、お互いの成功のためには不可欠なのです。現在はSNSを通じて全国の店舗が成功のナレッジをシェアできるツールを拡充したり、無科の研修や座談会をオンラインで行ったりと、本部は日々現場からフィードバックされる新鮮ななノウハウを加盟店舗に提供しています。いわばオーナーを成功に導き、各店舗を繋ぐサロン的な役割を担っています。オーナー自身にハッビーカーズの一番のファンになってもらい、共にプランド価値を高めていく。頑張ってくれている加盟店にはより本部に近い働き方をしてもらいながらプランドのアンパサダーとして一緒に盛り上げてもらっています。これからも「車を通じて、関わる人全てにハッピーを提供する」というプレない理念のもと、お客様や加盟店の皆様の心を動かす仕事を続けていきます。

Business Chance 2021. 6月号より引用

 

 

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